- 鳥取県鳥取地区に「顕著な大雪に関する情報」が発表。
- 鳥取市吉方で5時までの6時間に30センチの顕著な降雪を観測。
- 大規模な車両渋滞や立ち往生が発生するおそれが切迫している。
- 車で立ち往生した際は、一酸化炭素中毒に最大級の警戒が必要。
1. 今回の鳥取県「顕著な大雪に関する情報」の概要
2026年1月25日午前5時18分、鳥取地方気象台は鳥取県に対して「顕著な大雪に関する気象情報」を発表しました。これは、重大な災害につながるような猛烈な雪が短時間に集中して降っている際に、一層の警戒を呼びかけるための「速報」です。
具体的には、鳥取市吉方において午前5時までの6時間に30センチという、平地としては異例の降雪が観測されました。この強い雪は本日25日の昼前にかけて続く見込みであり、積雪量はさらに増えることが確実視されています。
2. 気象の原因・背景:日本海から流れ込む発達した雪雲
今回の記録的な大雪は、強い冬型の気圧配置に加え、日本海上で発達した雪雲のラインが鳥取県東部の平地に直接流れ込み続けていることが原因です。山間部だけでなく、本来積雪に対して脆弱な「平地」でこれほどの短時間降雪が起きると、除雪作業が追いつかず、一気に都市機能が麻痺する恐れがあります。
3. 過去の類似事例・過去との比較
鳥取県では、令和3年12月からこの情報の運用が開始されました。過去にも鳥取県内では、国道9号線などで数百台規模の立ち往生が発生した事例があります。今回の「6時間で30センチ」というペースは、車両が容易に走行不能になるレベルであり、数年前の記録的な立ち往生事案が発生した際と同等、あるいはそれ以上の危険な降り方と言えます。
4. 地域別の影響予測(交通・物流・イベント)
特に「鳥取地区の平地」において、以下のような甚大な影響が懸念されます。
- 道路交通:国道9号、山陰道、鳥取自動車道などの主要幹線道路で、大規模な車両渋滞や滞留が発生する恐れがあります。
- 鉄道・空の便:JR山陰本線や因美線での運転見合わせ、鳥取砂丘コナン空港の発着便への影響が避けられません。
- 物流:スーパーやコンビニへの商品配送が大幅に遅れる可能性があります。無理な外出による事故が物流をさらに停滞させるため、注意が必要です。
5. 生活への影響と注意点(車内での安全確保)
もっとも警戒すべきは、車を運転中に立ち往生に巻き込まれることです。やむを得ず車を利用される方は以下の点に留意してください。
- 一酸化炭素中毒:車が雪に埋まった場合、排気ガスが車内に逆流する恐れがあります。原則エンジンは切りましょう。
- 燃料の確保:常にガソリンを満タンにしておき、万が一の長時間待機に備えてください。
- 装備の確認:スコップ、防寒着、毛布、簡易トイレなどを車内に常備しているか確認してください。
6. 防災・安全対策のポイント(一酸化炭素中毒を防ぐ)
- 外出のキャンセル:「顕著な大雪に関する情報」が出ている間は、外出の予定を原則中止・変更してください。
- マフラーの除雪:暖房のためにエンジンをかける際は、マフラー周辺の雪をこまめに取り除き、排気経路を確保してください。
- 換気の徹底:エンジン作動中は窓を少し開けて換気を行ってください。ただし、風向きによっては一酸化炭素が入り込むため過信は禁物です。
7. 今後の天気の見通し:昼前にかけてがピーク
この強い雪は、本日25日の昼前にかけてが最も警戒すべきピークとなります。午後は冬型の気圧配置が徐々に変化する可能性がありますが、一度降り積もった30センチ以上の雪は簡単には消えません。夜間にかけて路面が凍結し、さらなる二次被害が予想されるため、月曜日の通勤・通学時間帯まで影響が残ることを想定した行動をお願いします。
8. FAQ(よくある質問)
Q. 「顕著な大雪に関する気象情報」とは何ですか?
A. 重大な災害が発生する可能性が極めて高く、短時間に顕著な降雪が観測された場合に気象台が発表する、最高レベルの警戒情報の一つです。
Q. 車で立ち往生してしまったらどこに連絡すればいい?
A. 道路緊急ダイヤル(#9910)やJAF、あるいは緊急性が高い場合は警察・消防へ連絡してください。
Q. 除雪はいつ始めればいいですか?
A. 雪が激しく降っている最中の除雪は危険です。少し落ち着いてから、必ず2人以上で周囲の安全を確認しながら行ってください。
9. まとめ
鳥取県、特に鳥取市の平地では、今まさに「交通災害」が起きてもおかしくない危機的な状況です。6時間で30センチという降雪量は、通常の除雪能力を大きく超えるものです。今日は不要不急の外出を一切控え、自宅の安全な場所で過ごしてください。万が一、屋外で車を運転中に立ち往生してしまった場合は、一酸化炭素中毒に細心の注意を払い、マフラーの除雪と換気を徹底しましょう。皆様の冷静な判断が、命を守ることに繋がります。

