ロッテリアはなぜ消えた?ゼッテリア急増の理由

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近未来的な高層ビル群とマイニチ缶のロゴが入った都市風景イメージ

「近所のロッテリアがいつの間にかなくなっていた……」そんな経験はありませんか?現在、かつての人気バーガーチェーン・ロッテリアが驚くべきスピードで姿を消し、代わりにゼッテリア(ZETTERIA)という聞き馴染みのない名前の店舗が増殖しています。SNSでは「ロッテリアのパクリ?」「俺たちのロッテリアを返せ」といった困惑や嘆きの声が散見されますが、実はこの変化には明確な理由があります。なぜ大量閉店が続き、ゼッテリアへと姿を変えているのでしょうか。その背景にある外食大手の戦略と、実際のお店で提供されている驚きの体験について、あなたも気になりませんか?

この記事の要点ポイント

  • ロッテリアは2023年にゼンショーグループへ買収され、戦略的な閉店が進んでいる
  • 2年半で店舗数が約4割減少し、その跡地に「ゼッテリア」が次々と誕生
  • ゼッテリアはロッテリアの人気メニュー「絶品バーガー」と「カフェ」を融合させた新業態
  • 従来のカウンター注文ではなく、テーブルのタブレット注文や充電設備など「カフェ機能」を重視
もくじ

1. ロッテリアからゼッテリアへ。看板が掛け変わる衝撃の真相

かつて全国の駅前やショッピングモールに展開していたロッテリアに、いま激変が起きています。2023年1月時点で358店舗あったロッテリアは、2025年6月には222店舗まで減少。わずか2年半で約4割の店舗が姿を消しました。この大量閉店の裏側にあるのが、運営会社の交代です。

2023年、ロッテリアは「すき家」や「はま寿司」を運営する外食最大手、ゼンショーホールディングスによって買収されました。ゼンショーが進めているのは、単なるロッテリアの維持ではなく、より収益性の高い新業態への転換です。その切り札として送り出されたのが、ロッテリアのDNAを継承しつつも全く新しいブランドである「ゼッテリア」なのです。

2. ゼッテリア(ZETTERIA)とは?名前の由来とゼンショーの狙い

ゼッテリアという特徴的な名前は、ロッテリアの看板メニューである「絶品チーズバーガー」の**「絶品(ZETSU-PIN)」**と、カフェとしての憩いの場を意味する**「カフェテリア(CAFETERIA)」**を組み合わせた造語です。

ゼンショーグループの強みを活かし、原材料の調達から見直しを図ることで、従来のロッテリアよりも高品質なメニューを提供することを目指しています。単なる名前の変更ではなく、「ハンバーガーショップから、食事もできるカフェへ」という大きなモデルチェンジを図っているのです。

3. メニューと価格の比較。ロッテリアとの違いはどこにある?

ゼッテリアに入ってまず驚くのが、メニュー構成と価格設定です。看板メニューである「絶品ビーフバーガー」は540円からとなっており、従来のファストフードよりはややプレミアムな位置づけです。

特徴 ゼッテリア(新) ロッテリア(旧)
注文スタイル テーブルのタブレット端末 レジカウンター対面
ドリンク フェアトレードコーヒー等 一般的なソーダ類・コーヒー
サイドメニュー マカロンやスイーツも充実 ポテトやシェーキ中心

価格は上がりましたが、その分「牛肉の旨み」をより強調したパティや、香りの高いフェアトレードコーヒーなど、品質へのこだわりが随所に見られます。

4. 潜入取材で見えた!「もはやカフェ」な店内の居心地

実際に都内の店舗に足を踏み入れると、そこには「赤い看板」のロッテリアのイメージとは正反対の世界が広がっています。暖色系の照明に落ち着いたインテリア、そして何より目を引くのが、潤沢なテーブル席と一部に設けられた充電用コンセントです。

「注文してサッと食べて出る」のが従来のファストフードなら、ゼッテリアは「座って、選んで、ゆっくり過ごす」空間です。PC作業をする人や、友人とのおしゃべりを楽しむグループも多く、マクドナルドというよりはスターバックスやドトールコーヒーに近い空気感を醸し出しています。

5. 1500件超えのコメント!「俺たちのロッテリア」への愛と困惑

この変化に対し、ネット上では熱い議論が交わされています。ニュース記事には1500件を超えるコメントが寄せられ、その多くは長年ロッテリアを愛してきたファンからの切実な声です。

「エビバーガーはどうなるの?」「あのジャンクな雰囲気が好きだったのに」という惜別。その一方で、「ゼッテリアの方が美味しかった」「カフェ代わりに使えるなら嬉しい」といったポジティブな反応も。特に看板メニューが引き継がれている点については、好意的に受け止めている層も多いようです。ゼンショーグループへの期待と不安が入り混じっています。

6. 外食業界のトレンド「バーガー×カフェ」の融合

なぜゼンショーは、わざわざゼッテリアへの転換を進めるのでしょうか。背景には、マクドナルドの独走状態に対する「差別化」があります。低価格競争では勝負せず、かといってモスバーガーほど高価格帯にも振り切らない。その間にある「カフェとしての日常利用」という隙間を狙っています。

また、セルフオーダーのタブレット導入は、深刻な人手不足解消への布石でもあります。人件費を抑えつつ、顧客満足度の高いゆったりとした空間を提供する――。ゼッテリアは、令和の外食産業が抱える課題に対するゼンショーの答えなのです。

7. 今後の展望:2026年、ゼッテリアがロッテリアを逆転する?

この「ゼッテリア増殖」の勢いは止まりません。2026年春には、ゼッテリアの店舗数がロッテリアを上回る見通しとなっています。これはもはや「試験的な新店舗」ではなく、完全な主力ブランドへの移行を意味しています。

これから全国のロッテリア跡地に続々と「Z」のロゴが現れることになるでしょう。私たちが慣れ親しんだ「ロッテリア」という名前が消えゆくのは寂しいものですが、その先に待っている新しい食体験が、私たちの日常をどう彩るのか。これからの「ゼッテリア」の進化に注目が集まります。

よくある質問(FAQ)

Q:ロッテリアとゼッテリアは同じ会社ですか?
A:はい。現在はどちらも「すき家」などを運営するゼンショーグループの傘下です。旧ロッテリアの店舗を順次ゼッテリアへとリニューアルしています。

Q:ゼッテリアにロッテリアの「エビバーガー」はありますか?
A:ゼッテリア独自のメニュー構成となっていますが、「絶品」シリーズなどは名前を冠して提供されています。商品ラインナップは店舗によって異なる場合があります。

Q:なぜ注文がタブレットなのですか?
A:カフェのようにゆっくり商品を選んでもらうためと、店舗運営の効率化・人手不足対策として導入されています。

まとめ

「俺たちのロッテリアを返せ」というファンの叫びは、それだけロッテリアが愛されていた証拠でしょう。しかし、時代の流れと共にファストフードに求められる価値は「速さ」から「質と空間」へと移り変わっています。ロッテリアの大量閉店は、ゼンショーグループによる攻めの姿勢の表れ。新業態「ゼッテリア」が、ロッテリアの伝統と新しいカフェ文化をどう融合させていくのか。かつてのファンも、まだ訪れたことがない人も、一度その「絶品」な変化を確かめに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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