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利根川河川敷に1kmの無許可コースが出現!法的問題や住民の苦悩とは

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埼玉・羽生市の利根川河川敷で、誰が許可を得ることなく全長約1kmにおよぶ巨大なオフロードコースを造成し、夜な夜な車やバイクが爆走している実態が明らかになりました。生い茂る草木を切り開き、タイヤを埋め込み、さらにはブランコまで設置されるという異常な光景に、近隣住民は「気味悪い」と強い不安を抱いています。公共の場である河川敷がなぜ勝手に作り変えられてしまったのでしょうか。法的な問題や、長年続く放置の現状について、あなたはどう感じますか?

この記事のポイント

  • 利根川河川敷(羽生市)に全長1kmの無許可オフロードコースが判明
  • 盛り土やタイヤの埋設、コーンの設置など組織的な造成の形跡がある
  • 夜間もライトを点灯した車両が走行し、騒音やポイ捨てが深刻化
  • 河川法違反に該当するが、管理事務所は「走行自体は違法でない」と苦慮
目次

1. 利根川河川敷に突如現れた「全長1km」の無許可コース

2026年2月、埼玉県羽生市を流れる利根川の河川敷で、大規模な「私設」オフロードコースが発見されました。その規模は全長約1kmに及び、単なるタイヤ痕のレベルを超え、土を盛った傾斜カーブや急坂が人工的に作られています。コースの区切りには木材が使われ、障害物として古タイヤが地面に埋め込まれているなど、非常に本格的な作りとなっています。

驚くべきことに、コース内にはなぜかブランコや、木に吊るされた三角コーンまで存在しており、特定のグループが拠点として長期間利用している様子が伺えます。散歩などで利用するはずの公共スペースが、特定の愛好家たちの「私有地」のように扱われているのが現状です。

2. 誰が作った?衛星写真から見る「8年以上の変遷」

このコースはいつから存在しているのでしょうか。衛星写真を確認すると、2014年時点ではコースのようなものは確認できませんでしたが、2025年にははっきりとオフロードコースとしての形状が形成されていました。河川敷を管理する利根川上流河川事務所によれば、約8年前からその存在を把握し始めていたといいます。

当初は小規模だったものが、年を追うごとに「どんどんどんどん増えてきている」と住民は証言しています。誰が、いつ、どのようにして重機や道具を持ち込んだのか、その実態はいまだ謎に包まれています。

3. 夜な夜な響くエンジン音と住民の「気味悪さ」

近隣住民が最も苦悩しているのは、夜間の迷惑行為です。取材班のカメラは、午後7時を過ぎた真っ暗な河川敷で、強いライトを点灯させながら約1時間にわたってコースを周回するオフロード車の姿を捉えました。

静かな住宅街に響き渡るエンジン音、そして暗闇の中で怪しく光るライトの列に対し、住民からは「気味悪い」「空いているからといって勝手に作っていいものではない」と非難の声が相次いでいます。さらに、利用者が吸い殻を川にポイ捨てする様子も目撃されており、マナーの悪さも際立っています。

4. 過去にもあった利根川・荒川の「無許可コース」問題

実は、河川敷での無許可コース問題は今回が初めてではありません。これまでに利根川や荒川の別の地点でも、高低差2mの急坂やヘアピンカーブを備えたバイク用コースが問題視されてきました。河川敷は広大で死角が多く、管理の目が届きにくいことから、こうした不法な造成が繰り返される温床となっています。

一度作られてしまうと、その情報のSNS等での拡散により、全国から愛好家が集まってしまうという悪循環も指摘されています。

5. 河川法違反と「走行は違法ではない」というジレンマ

この問題の解決を難しくしているのが、法律の解釈です。利根川上流河川事務所は「河川敷に盛り土をしたり工作物を設置したりする行為は河川法違反(不法占拠・工作物の設置)に該当する」としています。しかし、その一方で「(既存の道を)車やバイクで走行すること自体は、直ちに違法行為とはならない」というジレンマを抱えています。

つまり、誰かが勝手に作った道であっても、そこを走っているだけの人を現行法で即座に検挙するのは困難なのです。この「法の隙間」を突く形で、無許可コースの利用が常態化しています。

6. SNSの反応:行政の対応への疑問と怒り

ネット上では「なぜ8年も放置しているのか」「もっと厳重に柵を立てるべき」といった、行政の対応の遅さを指摘する声が多く上がっています。また、「オフロードを楽しむ場所が少ないのは分かるが、無許可で自然を破壊していい理由にはならない」と、利用者のモラルを問う意見も圧倒的です。

一部では「オフロード車が走ることで土手が削られ、治水上のリスク(水害時の決壊など)に繋がるのではないか」という専門的な懸念も広がっています。

7. 今後の展望:厳格な封鎖とパトロールの強化へ

事態を重く見た管理事務所は、改めて注意喚起を行うとともに、コースの封鎖や原状回復に向けた検討を進めるものと思われます。しかし、1kmもの広範囲を完全に封鎖するには多額の公金が必要となり、その費用を誰が負担すべきかという議論も避けられません。

今後は、警察との連携によるパトロール強化や、入り口への物理的な防護柵の設置など、より強硬な手段が取られる可能性が高まっています。

8. よくある質問(FAQ)

Q1:河川敷でオフロード走行をすること自体は違法ではないのですか?
A1:多くの河川敷では車両の進入が制限されていますが、道路として認められている場所や特定の禁止区域でない限り、走行自体を法律で完全に禁止するのは難しいのが現状です。ただし、今回のようにコースを勝手に「作る」行為は明確に河川法違反です。

Q2:なぜ8年間も放置されていたのですか?
A2:河川敷が非常に広大であり、当初は自然発生的なタイヤ痕との区別がつきにくかったことや、工作物の撤去には法的な手続きが必要であることなどが背景にあると考えられます。

Q3:住民はどうすればいいですか?
A3:騒音や危険な走行、不法投棄を目撃した場合は、速やかに警察や河川管理事務所へ通報することが推奨されます。直接注意しに行くとトラブルになる恐れがあるため、避けるべきです。

9. まとめ

利根川河川敷に出現した全長1kmの無許可コースは、単なる遊びの域を超えた深刻な環境破壊であり、地域住民の安全を脅かす社会問題となっています。「誰も使っていない場所だから」という安易な理屈は、公共の場では通用しません。

行政には迅速な原状回復と再発防止策が求められるとともに、利用者側もルールとマナーを守った健全な趣味のあり方を再考すべき時が来ています。

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